すがの内科クリニックすがの内科クリニック

〒671-0223 兵庫県姫路市別所町北宿1048-3

079-252-7350

交通糖尿病内科

装飾糖尿病内科の診療について

健診で肝機能異常の次に多いのが脂質異常と耐糖能障害です。

特定健診では食前血糖100mg/dL以上、HbA1c5.6%以上は異常とされます。これらの値は少し厳しいですが、HbA1c5.8%くらいになると食後の血糖は上昇してきています。通常食後2時間で血糖は140mg/dL未満まで低下しますが、これをこえてしまったり、場合によっては200mg/dL近くになってしまいます。
健診での異常は放置せず、特に空腹時血糖が110mg/dL以上やHbA1cが6.0%以上の場合は早めに受診してください。当院では糖尿病になってしまっておられないか?を詳しく調べる75gOGTT検査も積極的に行っております。

内臓脂肪症候群

平成18年5月の新聞にて大きく報道されましたが、メタボリック症候群とよばれるもので、増加が社会問題になりもう14年になりました。なかなか増加する一方です。従来生活習慣病と呼ばれていた軽度の異常が、一人の方に複合して出てくる病態で、放置すると動脈硬化が進展し、心筋梗塞や脳卒中に進行する危険性の高いものです。 健診で指摘されたり、最近ズボンのベルトがきつくなったり、もしかして自分もこれに該当する、と思われた方はぜひとも一度相談にいらしていただきたく思います。
体脂肪を詳しく測定できるin body720、動脈硬化の進展度を簡単に祖固定できるForm、頸動脈壁の厚み:IMTを超音波診断装置で簡単に測定も可能です。

糖尿病治療

糖尿病もメインの治療は食事療法と運動療法です。当院では栄養療法を治療のひとつの柱に位置づけ、週2〜3回栄養相談日をもうけ、管理栄養士(伊東雅子ほか3名)が交代で担当し、気軽に何度も相談していただけるようにいたしております。

薬物療法もSGLT-II阻害剤や長時間作用型のDPP-IV阻害剤にて様変わりしてきました。また注射剤もインスリン製剤が超超速攻作用型のものも2種類登場し、超長時間作用型2種類も一般的となりました。GLP-1製剤も従来の短時間作用型に加え、一週間効いている製剤も2種類に増え、インスリンとGLP-1製剤の合剤も2種類となり、ますます充実してきており、個々の方にとって何が最も合っているのかを見極めていくことが、ますます大きく要求されるようになりました。
当院ではCGMを用いて持続的に2週間の血糖を測定しその結果を治療にfeedbackする方法もおこなっており、またインスリン自己注射をされている方にはFGMとよばれる持続血糖測定にての自己コントロールの相談にも応じております。また必要な方にはインスリンポンプも使用していただいております。

CDEJ(日本糖尿病療養指導士)が2名(松野たか子:看護師と伊東雅子:管理栄養士)常勤しておりますので、個別療養指導を受けていただくことも可能です。

糖尿病合併症の早期発見

網膜症につきましては必ず眼科受診をお勧めさせていただいておりますが、次に多い神経障害の早期発見に簡易型神経電動速度測定装置DNPcheckも準備しており、腎症早期発見に必要な尿中微量アルブミン測定も院内ですぐに行えるようにしております。糖尿病に多い足病変についてのフットケアの相談日も必要に応じて受けていただいております。